【インタビュー】「ウェブデザイン専科&色彩カリキュラム講座」再就職支援セミナーを、講師二人で担当して

イヴ・ガーデンは、千葉県とハローワークの依頼で
「ウェブデザイン専科&色彩カリキュラム講座」
再就職支援セミナーを、昨年担当しました。
色彩学とパーソナルカラーの視点から、
色のカリキュラムを講師二人で担当。
色彩学の担当は上田陽子さん、
パーソナルカラーは田近由美子講師が担当しました。
授業は11月~12月の2カ月で全17回、1日5時限。
受講者は再就職を目指す20代~60代。

今回インタビューした上田さんは6年前から、
神山先生の後を引継ぎ、
茨城県水戸市にある専門学校で色彩学の講師をしています。
生徒さんと切磋琢磨しながら育ってきた力を今回は、
二人のコラボで発揮しています。
講師二人のやり取りは今までにない、
新しいステップアップを築いてきていると感じています。
外部の講座を担当して、どんなことが学びになっているか、
上田さんに話を聞きました。

楢崎悦子

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【インタビュー】

「ウェブデザイン専科&色彩カリキュラム講座」
再就職支援セミナーを、講師二人で担当して

20110119
上田陽子さん
カラーコンサルタントプロ養成講座 土浦校6期生

パーソナルカラーと色彩学がつながっていることを伝える講座ですが、
私は色彩学をきちんと教えればいいと思っていました。
でも、“これってパーソナルカラーだと、こうだよね”と
思いつくことを授業で話すようになってから、
二人の講師で受け持つこの講座が変わってきたように思います。
色彩学が、パーソナルカラーのベースになっているものは多いのです。

そのことに気づいたのは、講座の打ち合わせをしている時。
神山先生が「パーソナルカラーは、単に似合う色ではありません。
パーソナルカラーは調和論ですよ」と話されたのです。
これまでも、神山先生から何度となく聞いていた話が、
その時初めて「ホント、そうだよね!」と
自分の中でつながったのです。

この前の授業では、プリティーのイメージを色で表す実習をしました。
参考として暖色の色相で、明るくて澄んだトーンであることを話すと、
理解の早い受講者は
「あれ?季節とつながっているよね」と、気づきました。
パーソナルカラーとつなげた色彩学の授業展開を考えて臨んだので、
自分でも実際に納得が得られましたし、
生徒さん達も今後は繋がっていくと思いました。

1日の授業は昼食をはさんで5時限。
始めるまでは、一日が長いだろうと思っていましたが、
実際に講座を始めてみるとあっという間に時間が経ってしまいます。
一人ひとりと話すことで、向き合うことが出来ているのだと思います。
受講者の方が感じたことを伝えてくれたり、
自分のことを話してくれたり、
回を重ねるごとに充実した時間になっていると感じています。

今回、幅広い年齢層の方が対象で、
特に年配の男性には上手く伝わるか心配もありましたが、
分からないところは質問をしてくれますし、
率直な意見を伝えてくれます。
学生からは出ないような質問もあり、
言葉で説明するのは難しいと思ったりもしますが、
伝わった時は嬉しく思います。
それが、またひとつ自分の自信につながっていると感じます。

授業を進めていく中で、
その後の授業を修正することもあります。
短い時間の中で、変更があるのは大変ですが、
それを楽しいと思い対応できている自分を感じるとともに、
作っていくとは、こういうことなのかなと、
一人で授業をするのとは違う学びがあります。

毎回、授業で伝えるポイントを事前に整理してノートを持っていきます。
何のために、今日私はここにいるのか、と自分に問いなおし、
色彩学とパーソナルカラーがつながっていることを伝える役目があるから、
と心に落とし込んでいます。

色彩学は、「勉強」と苦手意識を持つ方もいますが
(確かに勉強ではありますが…)、
神山先生がおっしゃっているように、生活に生かすものです。
そして楽しいものです。
今は、色を教えるだけではなく、色を教える中で私と出会った方々が、
例えば、好き・楽しいと感じて一生懸命になることや、
自分に自信を持つことや、目指す方向を見つけることや
(今の私にはちょっと大きすぎかな…)、
何か得るものがある時間を提供できるようになることを目指しています。

水戸の専門学校で色彩学を担当して6年。
生徒は10代です。
カリキュラムも授業数も決まっているけれど、
もうちょっと教えたいと思うようになっています。
カリキュラムを見直して、
パーソナルカラーの心地よい色の組み合わせを伝えていきたいのです。

神山先生のおかげで、今の自分になれたことを感謝しています。
専門学校を始めるときには本当に勇気がいりました。
私は人前で話すタイプじゃないのに、できるかとても不安でした。
でも決意した後にはやるしかありません。
神山先生のところへ何度も通って勉強を続けて、
専門学校の仕事も教えてもらいました。

神山先生に感謝しています。
色彩学とパーソナルカラーが繋がっていると、心から思ったことで、
改めてより多くの方に パーソナルカラーを知って欲しいと思いました。
私は、自信を持って色を伝えていっていいんだと思いました。
そのために行動していくことが、これから一番必要なことです。
歩む速度は遅い私ですが、着実に前に進んでいこうと思います。


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